30 Truths I’ve Learned In 30 Years を訳してみる

ゆっくりして逝ってね!!というサイトで、『30年で学んだ30の真実』というエントリーを読みました。検索したところ、原文と思われるMarc and Angel Hack Life30 Truths I’ve Learned In 30 Yearsというエントリーを発見。よくよく読んでみると、ゆっくりして逝ってね!!のエントリーでは意図的に(あるいは無意識に?)削除されていたり、意味を取り違えているような部分(例えば9番のcompanyのあたりなど)があったので、自分で邦訳してみました。間違いや、こうしたらいいんじゃないの?という指摘などがあれば、コメント欄にお願いします。言うまでもありませんが、文章の著作権云々は元のサイトであるMarc and Angel Hack Lifeにあります。


===以下、30 Truths I’ve Learned In 30 Yearsの邦訳===
30年で学んだ30の真実
今日30歳になった。ちょっと前までは気づきもしなかった30のことを共有するのにいい機会だと思うから書こうと思う。これはみんな、旅行したり、海外で暮らしたり、会社を渡り歩く中(そして考えたりする中)で知ったこと、そしてそういった1つ1つのことの間で出会った、「おっ?」と思うような人やちょっと「違う」人から学んだことだ。

  1. 30年も生きていると、何人もいる友人の近況を追ったり、いい関係を保とうと努力するのがイヤになる時がある。でもそれは弱音を吐いてるとかそういうことじゃなくて、自分の人生にとって大切な人は誰で、どういうことが自分の人生に重要なのか気づいているということだ。
  2. あなたのことを本当に想っている人は、そう感じさせてくれることをしてくれるもの。そういった努力をしない人のことを気にかけて想うのは、心のスペースのムダ。
  3. 飛びたいのならば、無駄なおもりを落とさなければ。勿論、言うほど楽じゃないし、おもりの存在にすら気づかないこともあるだろうけど。
  4. 何もしないことに比べれば、失敗したほうが10倍効率がいい。
  5. どんな成功にも、その背後には失敗の連続があるものだ。そしてどんな失敗も成功につながっているものだ。堕ちたって別にそれは失敗なんかじゃない。失敗とは、立ち上がらないことだ。自分の感情を忘れても、どういう処遇を受けるべきなのかは忘れずに前に進み続けることも、時には必要になる。
  6. 違った民族背景を持つ人だとか、他の都市や国出身の人、異なる社会経済水準を生きる人と出会う中で、人間は根本的な所では同じものを欲していることに気づきはじめる。人は、生きている「証」、愛、幸せ、満足、将来への希望を欲するものだ。これらの願望を追求する方法は一人ひとり違えど、土台の部分では皆同じ。僕らを隔ている上辺っ面の違いに囚われなければ、殆ど全世界の人と心を通わせることができる。
  7. 持ち物が増えれば、それに振り回されることも多くなる。持ち物が少ないほど、本当の意味でもっと自由になる。詳しく⇒ The Joy of Less.
  8. 完璧な人間ばかり追い求めていれば、自分を本当に幸せにしてくれるだろう「不完全な人」を見逃す。友情もそうだし恋愛もまた然り。 パートナー、あるいは友達を見つけるということはなにも、相手が思うであろう「完璧な人」になろうと自分を偽ることではない。大切なのは、あなたがあなたらしくあることであり、その良さを分かってくれる「だれか」を見つけることだ。
  9. 付き合い選びは慎重に。「悪い」友をもつ位なら、独りの方がマシ。急ぐなかれ。良い人に出会うときは出会うもの。絶好のタイミングで、あなたにふさわしい人と、最もな理由で会えるさ。
  10. 1,000人の友達なんてどうってことない。何千人もの敵がいる時でも、側にいてくれるような1人の友人を持つこと、これこそ驚きに値することだ。
  11. 上には上がいる。いつだって自分より容姿が良い人、頭の良い人がいるもの。あんな風になりたいって思うようなカリスマ性に富んだ人もいるし、自分なんて…と思う。ただ、彼らは「あなた」ではないということを忘れずに。その考え方、知識、能力を持っているのはあなただけ。
  12. 先に進むにはいつだってリスクがある。一塁を守っていれば二塁にはいけないもの。
  13. 僕らは毎朝2つの選択肢をつきつけられている。1つは、何が起こるのかもよく考えずにその場その場をやり抜きながら一日を過ごすというもの。もう1つは、自分の生き方を考え、自分で決定を下し、運命を切り開いて一日を過ごすというもの。詳しく⇒ The 7 Habits of Highly Effective People.
  14. 誰だって失敗する。他人の失敗を許せないなら、自分が失敗したときに許してもらえるなんて思わないこと。許すということは、囚人を解放すること。そしてその囚人は自分自身だったと気づくということ。
  15. 少しぐらいつまずいたっていい。常に強い自分を演じることはないし、他人に「いつでも万事順調な自分」を示す必要もない。周りがどう思っているかなんて気にしない。泣く時は泣く。涙を流すのは健康的だっていうし。泣き始めが早いほど、笑いが戻ってくるのも早いもの。
  16. 取り乱しているちょっとした時に、後々ずっと後悔するようなバカなことをしてしまうもの。自分の感情を上手くコントロールできれば、多くの頭痛の種を回避できるはず。
  17. あなたの意見が正しい=あの人の意見が間違っている、というわけではない。「正しい」に辿り着く道は様々。あの時私はこうだった、ああだったということだけで、相手のことを判断することはできない。あの人の人生はあなたの人生とはまた違ったもの。その人の人生にとって「正しい」ものが、あなたの人生にとっては「正しくない」ように。あなたの人生にとって「マイナス」なものが、あの人の人生には「プラス」になることもあるかもしれない。相手が、間違いを犯したり、自分の道を生きようとするのを認めなさい。
  18. 完璧な人なんていない。完璧に値する人なんていない。辛くない人なんていない。その人が影でどんな思いをしているのかは、どうしたってわからない。私たち一人ひとりが、それぞれの問題を抱えているわけで。だから自分そして他の人を見下したりしない。一人ひとりが自分の戦争を戦っている。
  19. 笑っているからといて幸せなわけではない。笑いは時に、問題に立ち向かうだけの強さを持っているという証明でしかない。
  20. 私の知る最も幸せな人は、新しい考え方を持った人や冒険をする人の話を熱心に聴き、心を豊かにすることに休暇を使っていて、音楽・本・写真や付き合う人、会話の内容に強いこだわりを持っている。そういった人たちの多くは、他人も幸せにする人だ。僕なんかも幸せをわけてもらった一人。
  21. 「私のために…」だとか「私のせいで…」だとか「私」主体で考えすぎない。「あなた」のために人が何かするのは本当に稀なこと。あなたのせいではない。(オノミツさんのコメントを参考)
  22. 気持ちも変われば、人も変わる。時間も刻一刻と過ぎていく。過去の失敗を引きずるのもあなた。自分の幸せを切り開くのもあなた。笑顔は選択の結果であって「奇跡」ではない。本当の意味での幸せとは、内側から生まれるもの。あなたを幸せにしてくれる誰かが現れたり、何かが起こると期待し続けるような間違いは犯さないように。
  23. 人生の深さを変えるのは、人生の長さを変えるより断然難しい。
  24. 何かしたことを後悔するよりも、何もしなかったことを後悔することのほうがよっぽど多い。
  25. 「間違ったもの」を追うのをやめるということは、「正しいこと」がやってくるチャンスを生むということ。
  26. 最も偉大な挑戦の一つ、それは「出る杭は打たれる世界」であなたらしくあり続けるということ。
  27. ちょっとしたことを大切に。後で振り返った時に、それがいかに重要であったか気づくこともある。詳しく⇒The Book of Awesome.
  28. 誰だって「変える」ことができる。1人を笑顔にすることでも世界は変わる。たとえ地球という世界は変えられなくとも、笑顔になった人の世界は変るはず。
  29. 何事にも教訓がある。会う人一人ひとり、起こる事一つひとつが人生の教え。それらはみな、僕達が「人生」と呼ぶ「教訓学習」の一部。学ぶ姿勢を大切に。特に自分の思い通りに行かない時には。志望先に就職できなかった。関係が上手くいかない。こういったことが意味するのは、この先良くなる余地が残されているということ。そして今この教訓を学んだということは、あなたが一歩前進したということ。
  30. 過去がいかに汚れていようが、未来は純白。昨日の破片で今日を傷つけないで。毎日が新しい一日。毎日が新たな始まり。毎朝がこれからの人生の始まり。

===邦訳終了===